デザイナーって何してる人?
皆さんは「デザイナー」と聞くと、「どんな仕事なのかいまいち分からない」「普段接点がない」と思う方もいるかもしれません。しかし、実際はそんなことはありません。皆さんの生活と密接に関わり合っている仕事をしています。今回は「デザイナー」の仕事についてのお話です。
デザイナーの種類
一口にデザイナーと言っても、その種類は多岐に渡ります。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、「デザイナー(英: designer)は、視覚領域において意匠計画や図案、設計を手掛ける人のこと。」とあります。デザイナーは、グラフィックデザイナーをはじめとして、空間デザイナー、プロダクトデザイナー、テキスタイルデザイナーなど、私たちの生活を取り巻く様々な領域の業務に携わっています。
皆さんの身近なところで言うと、グラフィックデザインがあります。スーパーで見かける食べ物のパッケージや街中で目にするポスターやチラシ、看板のロゴマーク等が代表的な例です。その一つ一つにそれを考えたデザイナーがいます。インターネットが普及してからはWEBサイトやバナー広告も身近になりました。それらをデザインしているのはWEBデザイナーです。 皆さんが着ている服はファッションデザイナーが、文房具や家具や家電などはプロダクトデザイナーが、アニメやゲームなどに登場するキャラクターはキャラクターデザイナーがそれぞれデザインしています。これらはほんの一例ですが、さらに細分化され、とてもたくさんの種類のデザイナーが存在しています。
私たちマルキンアドでは「グラフィックデザイナー」「WEBデザイナー」が在籍しており、職種の垣根なく協力し合いながら様々な仕事をしています。
デザイナーの仕事の流れ
マルキンアドでは「グラフィックデザイナー」「WEBデザイナー」が在籍していますが、実際のデザイナーの仕事の流れについて少しご紹介します。まず、お客様からの仕事のご相談やご依頼がきたらイメージを刷り合わせるためにヒアリングを行います。この段階がとても重要です。お客様が本当に求めているものを作るためには、お客様の考えや意見をよく聞き、それらを汲み取ってデザインする必要があります。お客様からの要望は「かっこいい感じに」「商品が売れるように」「明るく元気な感じが良い」など抽象的な要望が多いように思います。そういった場合でも、デザイナーは注意深くその要望や案件の本質を見極め、見た目だけではなく適切なデザインやアイデアを探っていきます。そして方向性を決めてデザイン制作を進め、提案したデザインをもとにお客様とのコミュニケーションを大切にしながら、修正箇所があれば修正を重ねて最終形にしていきます。
グラフィックデザインの場合には完成したものを印刷し、ポスターやパッケージ、書籍などとなって流通していきます。WEBサイトデザインの場合にはコーディングをしてインターネット上で見られる形にしてからリリースとなります。完成したものが世の中に出て、ふとした時に自分が作ったものと出会うことがあります。そんな時は、嬉しいような少し気恥ずかしいような気持ちになりますが、それは、自分が労力をかけて携わったものが社会と繋がっている瞬間を感じることのできる、デザイナーの喜びでもあります。
デザイナーとして大切なこと
私がデザイナーとして働いているうえで大切にしていることは「お客様を第一に」ということです。それは、デザイナーという職業は、人のためにものをつくるという、とても献身的な職業だと思うからです。そして、お客様の要望を叶えられるように作ることはもちろんですが、それだけでなく、その先にいる多くのユーザーに伝わるように一歩先の提案をできるように心がけています。その思いが形となってお客様の役に立てたことを実感できた時、デザイナーとして一番嬉しくやりがいも感じます。デザイナーは、見た目を整えて綺麗にするだけではなく、その考えや思いを広くたくさんの人に伝えるために形にする職業だと思うのです。そのために私たちデザイナーは、日常的に様々なものから学び続け、より良いデザインを提供できるように毎日の仕事に向き合っているのです。
デザイナーは身近な存在
ここまで「デザイナー」という職業についてお話ししましたが、まとめとして皆様に伝えたいことは「デザイナーは身近な存在である」ということです。皆さんが毎日使うものや目にしているものには必ずデザインがあり、それぞれのデザインには、そこまでに至った過程や理由があります。そして、そのことについて多くの時間を費やし、試行錯誤した「デザイナー」がいます。この商品は誰がデザインしたのだろうか?この広告は誰が作ったのだろう?と、ほんの少しだけ興味や関心をもってもらえたら、世界の見え方も変わってくるかもしれません。
WEBデザイナー / I.T