WEBサイト制作を依頼する前に!
実例で説明する「目的」と「ターゲット」
はじめに
このページをご覧になっているということは「これからの時代に適応するためにWEBサイトを作りたい!」「以前作ったものが古くなってしまったので新しくしたい!」など、様々な理由からWEBサイト制作のご依頼を検討されていることかと思います。
デザインやサイト設計など、効果を出すために必要なことはデザイン会社や制作会社におまかせでもいいのですが、実は事前に社内・チーム内で整理しておいた方がいいポイントがあります。
このポイントを予め整理しておくことで、打ち合わせがスムーズになり、完成までの期間も縮まり、何よりも「欲しかった理想のWEBサイト」を手にいれることができます。
ということで今回はWEBサイトの制作を依頼する前に、整理しておきたいポイント、「目的」と「ターゲット」についてご説明します。
実際に整理したポイントと制作後のものを対比した方がわかりやすいので、以前弊社で制作させていただいた群馬県高崎市のオーダーメイド家具・建具制作会社の有限会社フジケン様のWEBサイト(https://fujiken-takasaki.jp/)を例に、解説していきます。
(掲載許可をいただいたフジケン様、ありがとうございます!)
目的
どんなWEBサイト制作も、まずは目的を設定することから始まります。その目的を達成できるように、ページやコンテンツの内容を設計し、制作していきます。企業のWEBサイトを作るときに設定される主な目的は
- お問い合わせ獲得
- 製品やサービス認知度の向上
- 製品やサービスの疑問の解消
などでしょうか。
最も一般的なのはお問い合わせ獲得を目的とするケースです。この場合、お問い合わせまでの心理的ハードルを下げるコンテンツが必要になります。たとえばフジケン様の場合は、
[オーダーメイドの費用がわからない・費用が高そう]→[オーダーメイドの費用を説明するページ(https://fujiken-takasaki.jp/cost/)を作成]
[オーダーメイドの依頼の仕方が分からない・依頼までの流れが不透明]→[オーダーメイドの依頼の流れを説明するページ(https://fujiken-takasaki.jp/orderflow/)を作成]
のように、目的に沿ったページ・コンテンツを設計・作成していきます。
ターゲット
WEBサイトを実際に利用するターゲット(=見込み顧客)を設定することも大切です。ターゲットによって好まれるデザインや、必要とする情報はまったく異なります。例えば同じ家具・建具を扱うWEBサイトであっても
- 一人暮らしを始める大学生
- 新築を検討している30代の家族
- オフィス/施設の間取りにフィットした収納を探している担当者
では、それぞれデザインも必要なページも変わります。
フジケン様の場合は30代の家族(その中でも特に女性)をメインターゲットとし、オフィス/施設の担当者などBtoB顧客をサブターゲットに設定しました。トップページのメインビジュアルにはターゲットの年齢層に合致する写真を使用して、見た人の自分ごと化を促しています。またBtoBターゲットをフォローするために、施工事例ページ(https://fujiken-takasaki.jp/works/)にBtoBの事例も掲載し、(メインターゲット向けの事例を邪魔しない程度に)なるべく目につき易い位置に掲載されるように調整しました。
おわりに
今回はWEBサイト制作にとって大切な「目的」と「ターゲット」についてご説明しました。例にあげさせていただいたフジケン様WEBサイトのように、これらのポイントがデザイン・コンテンツの決定に重要な役割を果たします。この2つのポイントを押さえて、是非理想のWEBサイトを手にいれてください。
WEBディレクター / H.M