YouTubeチャンネルのビジネス活用
YouTubeの利用者数は日本国内だけでも人口半数に及ぶ(2019)というデータがあります。世界はもとより、国内でもこれだけの利用者がいるSNSを上手に活用すれば、ビジネス利用に大きなメリットがあります。
アフターコロナで、人同士、直接の接触を伴わないコミュニケーション機会が増えています。写真や文章よりも「リアル」を演出できる動画は製品・サービスを魅力的に「伝える」コンテンツとして、これからさらに必要になってくるのではないでしょうか。
近頃ではYouTubeをビジネス利用しているケースは珍しいものではなくなりました。しかし、「動画をYouTubeにアップしてWebサイトに埋め込んで終わり」になってはいないでしょうか?
YouTubeには「YouTubeチャンネル」という機能があります。チャンネルを上手にカスタマイズ、運用すれば企業を強力にアピールするプラットフォームとして活躍してくれます。
今、YouTubeチャンネルをオススメする理由がもうひとつ…
それは弊社がつい最近、撮影機材を新調したという事実からです!(笑)
ここでは語りきれない撮影ノウハウ、YouTubeチャンネル運用のサポートが可能ですので以下をお読みになって動画でのプロモーションに興味が湧いた方はお気軽にお問い合わせください。
では、YouTubeチャンネルに話を戻します。
まずはブランドアカウント
YouTubeチャンネルの開設にはGoogleアカウントが必要です。既にYouTubeチャンネルに動画をアップしている方はご存知だと思います。ただし、アカウント作成時に開設されるYouTubeチャンネルは 「個人アカウントによるチャンネル」 です。ビジネス利用には向いていません。
ビジネス利用するには 「ブランド アカウント」 が必要になります。
画面左上のメニュー > 「設定」で設定ページを開いたら、「アカウント設定」が表示されている状態になっているので「チャンネル」の項目から「チャンネルを追加または管理する」をクリックすると作成できます。
https://www.youtube.com/account
「ブランド アカウント」として開設するメリットは
- 社名をキチンと設定できる。(個人チャンネルは「姓」「名」に分かれてしまう)
- 複数人でチャンネル管理できる(アカウントを増やせる)
企業のチャンネルとして利用するのであれば、「ブランド アカウント」を設定しましょう。
チャンネル設定
チャンネルを開設できたら、企業の基本情報を入力します。
国、言語、(企業の)説明、キーワード、ホームページURL、運用しているSNSへのリンク、お問い合わせメールアドレスなど、ユーザーに企業の事を知ってもらう為に必要な情報になるのでしっかり設定しましょう
https://studio.youtube.com/channel/
(左ナビの「設定」 > チャンネル)
チャンネルのブランディング
視聴者にYouTubeチャンネルを印象付け、他チャンネルと差別化する為に「チャンネルアート」(ヘッダー部分)と「チャンネルアイコン」を設定します。チャンネルアイコンは企業ロゴの場合が多いと思います。
チャンネルアートやチャンネルアイコンの設定ページは、YouTubeページ右上のアイコンをクリックして「チャンネル」から遷移できます。
さらに、一定の条件をクリアし「YouTube パートナー プログラム」が利用できるようになると、アップロードする動画のサムネール画像が自由に設定できるようになります。
これらのチャンネル内のビジュアルの他にも、アップする動画のオープニングやサウンドロゴで統一感を持たせ、繰り返し視聴してもらう事で企業ブランドを醸成します。
視聴後のアクションを促す
チャンネルの動画を視聴してもらうことも重要ですがビジネス利用では動画視聴だけで終わってしまっては意味を成しません。YouTubeではカードという再生中に出現する付箋のような機能や、終了画面 に設定し、次のアクションを促す機能があります。
これらの機能を最大限活かす為に、動画制作に先立って視聴者にとってもらいたいアクション(ゴール)を決めておくことが肝要です。視聴後に商品購入に進んでもらいたいのか、チャンネル登録してもらいたいのか、具体的にしておくと、その為に必要な施策が見えてきます。
YouTubeの機能の他にもエンディングなどで、例えば「詳しくはWebで」「お問い合わせはこちら」「エントリーはこちらから」「ご購入はこちら」など、「こうしてほしい!」 をはっきり伝えましょう。曖昧な終わり方だと視聴者のアクションに繋がりません。
YouTubeアナリティクス
Googleアナリティクスと同じく、YouTubeにはYouTubeアナリティクスがあります。Googleアカウント登録の際のユーザーデータを基に、属性(性別、年齢、時間帯)、トラフィック(流入元、デバイス)、再生回数などがここで把握できます。動画はアップ後もアナリティクス上の数値を注視し、次なる動画でさらに効果を高める為にはどうすれば良いか、ヒントが見つかるかも知れません。
運用していく上で困ったら
YouTubeチャンネルを運用していく過程でわからなかったり、もっとユーザーに見てもらうためにどうしたらいいか迷ったら、YouTubeクリエイターアカデミー及びヘルプセンターが助けになるので活用しましょう。
YouTube Creator Academy
ヘルプセンター
まとめ
会社案内、製品情報、求人情報など、動画にしたらもっと上手に伝わる社内のコンテンツはたくさんあります。いきなり動画でのプロモーション、と言われても抵抗を感じる方も多いことでしょう。しかし、本当に伝えたいことを整理し、ゴールを明確にした上で1〜2分程度の短い動画にすることが肝心です。伝えたいことがたくさんある場合は、視聴者のストレスにしない為にも、数本の動画に分けながら、少しづつチャンネルを充実させていってください。
簡単そうに話してきましたが、企画・撮影・YouTube(他SNS)等での配信・運用管理は相当な労力となる可能性もあります。冒頭でも申し上げましたが弊社ではその点でも体制を強化して取り組んでおりますのでお問い合わせフォームより是非ご相談ください。
WEBデザイナー / S.K