誰でも描ける!シンプルなイラストを描くコツ
デザインしている際に、ちょっとイラストを添えると見た目がグッと良くなったり、情報が伝わりやすくなることがありますよね。仕事だけでなく、挿絵としてイラストを入れたいな~と思ったことがあるのではないでしょうか。このイラスト、自分でぱぱっと描けたら楽ですよね。
以前にもイラストに関する記事がありましたが、今回は誰でも描ける簡単なイラストのコツをご紹介します!
1. シンプルな図形で捉える
複雑な形で写実的に描かなくても大丈夫です。イラストは◯△□の単純な図形の集合体です!
むしろシンプルな図形で構成されている方が親しみやすいタッチに見えます。国民的なキャラクターは割と誰でも描ける位シンプルなものが多いですね。
例えば◯だとリンゴやさくらんぼ、オレンジといった果物系が大体描けます。花は◯だけのシンプルな形でもオシャレに見えます。
△だと蝶々やおにぎり等。
□だとノートやプレゼントボックス等。コップは台形にすると横から見た図になります。
この3つの図形の組み合わせでたくさんの種類のものが描けます。
形がなんとなく捉えられたら、動物や人なども描いてみましょう。
前述した◯△□の図形でも十分描けます。
顔だけでなく、体も単純な形で描けます。
2. ちょっとしたことで印象が変わる
顔のパーツ位置と頭身に気を付ければ、イラストの表現がぐっと広がります。
顔のパーツ位置で大人と子供の描き分けができる
大人と子供の顔は、目や鼻といったパーツの位置で違いが出せます。
例えば、以下のようになります。
■子供
・顔のパーツは中心に寄り気味
・顔の下側にパーツを寄せておでこを広めに
■大人
・顔のパーツは中心から離れ気味(成長に伴って骨格が変わるため)
・子供と比べるとおでこは狭め
頭身の違いでも年齢層が変わる
顔のパーツだけではなく、「何頭身で描くか」でも違いが出せます。「頭身」とは、頭から足(かかと)までの長さを「頭の大きさ」を基準にして測った表現です。「頭◯個分」とも言います。
頭身が低ければ年齢も低い子に、逆に頭身が上がれば年齢も上のキャラクターに見えます。
また、頭身の違いはイラストのタッチや媒体全体のデザインの雰囲気にも影響してきます。頭身が低いものは可愛らしい子供向け、頭身が高いものはファッション雑誌等のおしゃれ・スタイリッシュなもの向けになります。
まとめ
簡単なイラストを描くコツをご紹介しました。ちょっとしたことでイラストは簡単に描けます。カードやメモ等の隅にちょこんとイラストを添えると、文章だけのものよりも、さらに気持ちや情報が伝わりやすくなります。描きやすい単純なものからトライしてみましょう!
グラフィックデザイナー / K.Y