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どんなデザインにする?
WEBサイト制作外注時に考えておくこと

WEBサイトデザインで考えること
デザインで悩むWEBサイトを制作会社に外注しようと考えているWEB担当の方や経営者の方、どんなデザインが良いかお悩みではないですか?デザインというと、とかく見た目にばかり意識がいきがちになります。今風な感じが良いな。オシャレな感じに。高級感を出したい…。漠然と「こんな感じ」と考えているのであれば注意が必要です。見た目よりも、まず考えるべきは「WEBサイトの目的」です。そのWEBサイトで何をしたいのか?そこを明確にすることで目指すべきデザインが決まってきます。
WEBサイトで何がしたいのか?その目的はお客様によって様々ですが、下記のような目的が特に多いようです。

  • 資料請求
  • 仕事依頼の問い合わせ
  • 商品の販売
  • 人材採用
  • 自社ブランドの認知

例えば「メール配信サービスを提供している会社」を2つの目的を例にデザインを考えてみましょう

WEBサイトの目的が、WEBからのサービス申込みの場合

メール配信サービスこのメール配信サービス自体は、多機能ながら低価格から始められるサービスプランが売りです。
サービスの申込みが目的ですから、ターゲットはメール配信サービスで顧客との接点を増やしたいと考えている企業の担当者や経営者となります。この場合、サービスの特長や価格表、利用者の声などを丁寧に紹介し、このサービスを利用することで、どういった効果を得られるのかを想像できる内容にすると効果的です。ビジュアル的には「低価格から始められる」ことが売りなので、敷居を下げる意味でも、ポップな色使いでイラストを多用したデザイン等が良いでしょう。あまりにもハイテクな印象を与えるようなデザインは、高額な印象を持たれる可能性が高いので、この場合はNGです。
さらに、サービスのコンセプトをユーザーに伝える事で競合他社との差別化を計ります。このサービスを利用することで、ターゲットとなる方たちにどうなって欲しいのか。サービスを立ち上げた理由や想いなどを伝え、デザイン化していきます。

WEBサイトの目的が、人材採用の場合

人材採用メール配信サービスを行っている会社なので、ターゲットはプログラマーやカスタマーサポート等を希望する求職者になります。人材採用が目的の場合、職場の雰囲気や、環境、どんな人たちが、どんな考えを持って働いているのかを掲載すると効果的です。可能であればスタッフの顔写真も掲載できれば更に良いです。求職者の方たちが、この職場で働くポジティブなイメージを描ける事が大切になります。働きやすい環境や、活発な社内コミュニケーションを連想させるためにも、「人」のビジュアルを中心においたデザインが良いでしょう。
また企業側としては、自分たちと近い価値観を持った人を採用したいという想いがあると思います。そのためにも、企業理念や社長の想いを掲載し、それをビジュアル化したデザインを採用できれば更に良いでしょう。

デザインは目的にあわせて

目的とターゲット上記で挙げたように、同じ会社のWEBサイトでも、目的が違うと見せるべき内容やデザインは大きく違ってきます。効果的なデザインを考える上で、目的やターゲットを明確にすることが如何に大事かご理解いただけたかと思います。
サービスの申込みと人材採用の両方を目的にしたい、というケースもあります。しかしこれを1つのサイトで行うのはオススメできません。WEBサイトには目的に合った設計やデザインというものがあります。複数の目的を1つのサイトで行おうとすると、目的達成の施策がどちらも中途半端になり効果の薄いものになります。デザインにおいても、どっちつかずな中途半端なものになってしまいます。複数の目的がある場合は、その数だけWEBサイトを作ることをオススメします。企業の採用専用WEBサイトがよくあるのも、それが理由です。

まとめ

せっかくお金を払ってWEBサイトの制作を外注するのであれば、効果の出るデザインにしたいですよね。そのためにもデザインは感覚的ではなく、目的達成の手段として論理的に考える必要があります。もちろん「お客様の感覚的な好みを取り入れてはいけません!」なんてことは言いません(笑)。効果の出るデザインを軸におきながら、お客様の好みを上手く融合していくのもデザイナーの腕の見せ所と言えるでしょう。
効果の出るデザインまた、お客様の感覚的と思われるデザイン希望も、方向性として正しいことの方が多いです。普段行っている業務の中で自社のデザインの方向性を感覚的につかんでいる方が多いのでしょう。そのデザインを希望する理由を言葉で説明できると、制作会社もお客様の意図や気持ちをくみ取りやすく、より良いデザインに仕上がる可能性が高まります。
もし、WEBサイトの目的や、会社やサービスなどのコンセプトなどが明確に出来ない場合は、その部分から制作会社に相談するのも良いでしょう。ただし、そういったことが得意な会社とそうでない会社があります。その際はブランディングやマーケティングもできる制作会社を選ぶことをオススメします。

WEBデザイナー / I.H